スモークツリー図鑑

グリーンファウンテンC.coggygria 'Green Fountain' / Green Fountain

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図鑑写真05
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葉色グリーン。秋には紅葉・落葉が楽しめます。
※紅葉の色味は栽培環境により異なります
開花時期5〜7月
樹形の特徴株立ち樹形〜自然樹形
※一本立ち樹形にするには定期的な剪定が必要です
樹高小型 / 1〜2m(地植え・無剪定)
※剪定により、もっと小さく育てることもできます
花の付きやすさ★★★★★(非常に良い)
育てやすさ★★★★☆(育てやすい)
耐病性★★★★★(非常に強い)
成長スピード★☆☆☆☆(緩やか)
おすすめの用途鉢植え、庭木、シンボルツリー(小スペース向け)、切り花、ドライフラワー

省スペースで楽しめる、緑の変化が美しいミニマム品種。

ふわふわ(花柄)の付き始めはピンクが強く出ますが、だんだんグリーンへと変化していきます。
小型品種の中でも特にコンパクトで、ふわふわも小ぶりです。非常に花付きが良く、鉢植えにもおすすめの品種です。

※ホワイト・グリーン系の品種は、特に若木のうちは強い乾燥や強い日差し紫外線により、ピンクが多く混ざります。

基本情報

基本データ

科名・属名ウルシ科 コティヌス属
原産地ヨーロッパ〜アジア西部(原種由来)
耐寒性強い(-23〜-34℃程度)
耐暑性強い(根付いたら強い)

育て方ガイド

用土

弱酸性から中性の土壌を好みます。植え付けの際は、以下の目安を参考に土を準備してあげましょう。

鉢植えの場合赤玉土(小粒)6:腐葉土(または牛糞堆肥)3:パーライト1の割合で配合した土がおすすめです。
地植えの場合掘り起こした土に、腐葉土や牛糞堆肥を3割ほど混ぜ込んでください。
※粘土質の土壌では、水はけを良くするためにパーライトを1〜2割加え、周囲より少し高く土を盛って植える「高植え」にすると元気に育ちます。
栽培環境

スモークツリーは、水はけが良く、日当たりが良い場所を好みます。半日陰でも育てることができますが、日当たりの良い場所を選んであげると花付きが良くなります。

鉢植えの場合真夏の厳しい西日が当たる時期は、半日陰に移動させて株が弱るのを防いであげてください。
地植えの場合日当たりと水はけが非常に重要。湿気が溜まりやすい場所は避け、平地に植える場合は「高植え」にして排水性を高めてあげましょう。
水やり

基本的に、土が乾いたらたっぷりと与えます。乾燥気味を好むので、水のやり過ぎには注意しましょう。

鉢植えの場合土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えてください。特に真夏は土が乾きやすいため、水切れを起こさないようこまめに様子を見てあげましょう。
地植えの場合一度根付いてしまえば、基本的には降雨だけで元気に育ちます。ただし、植え付けから1年未満の時期や、雨が降らず猛暑が続く日などは、土の乾き具合を見て水をあげてください。
肥料

成長に問題がなければ必要ありません。生育が悪いと感じるときは、春と秋に緩効性肥料を施してください。

植え付けの適期
春植え★★★★☆
葉が展開し始めると水分を多く必要とするため、「植え付け直後の水切れ」には注意しましょう。
夏植え(8月)★★☆☆☆
基本的には避けた方が安心な時期です。もし植える場合は、根鉢を絶対に崩さず「土の乾燥」から守るための徹底した水管理が必須です。
秋植え★★★★★
プロが最もおすすめする時期の一つです。地上の葉が落ちる準備を始める一方で、地温はまだ温かいため、春までに根がしっかりと土に馴染みます。春からの健やかな成長へとつながり、「ふわふわ」のボリュームが期待できる最高のタイミングです。
落葉期★★★★★
植え付けの「適期」です。木が完全に休眠しているため、移動や植え付けのストレスをほとんど受けません。春からの健やかな成長へとつながります。寒さが厳しい地域は霜柱による浮き上がり防止のため、マルチングをすると安心です。
鉢植え管理のコツ

「スモークツリーは大きくなりそう」と心配な方には、鉢植え管理がおすすめです。地植えに比べて成長がゆっくりになるため、ベランダでも扱いやすく、剪定で好みの大きさに整えることができます。

1~2年経って根が詰まってきたら、落葉期に根を整えてあげると同じサイズの鉢のまま元気に育て続けることができます。

庭植え管理のコツ

植えたての若木は冬の霜柱や乾燥に弱いため、寒さが厳しい地域では株元をマルチングして保護してあげると安心です。

1〜2月の休眠期に、一度だけ「寒肥(かんごえ)」として肥料を与えると生育が良くなりますが、与えすぎるとかえって花付きが悪くなったり、美しい葉色がくすんだりすることがあるため、様子を見ながら少量与えましょう。

害虫・病気対策

スモークツリーは本来とても丈夫な植物。日当たりと水はけさえ良ければ大きな問題は起こりにくいですが、より健康に育てるために以下のポイントをチェックしておきましょう。

害虫ヨトウムシ(葉食い)、チュウゴクアミガサハゴロモ(白い粉状の幼虫、黒い蛾のようなのは成虫)、コガネムシ幼虫(根の食害)に注意。見つけ次第取り除く(捕殺)か、登録のある薬剤を散布して対処しましょう。
病気湿気が多いとうどんこ病・褐斑病に掛かることがあります。命に関わることは稀ですが、風通しを良くして環境を整えてあげましょう。
夏越し・冬越しのポイント
夏越し暑さが厳しい日は、水切れに注意しましょう。鉢植えはもちろんですが、地植えの場合も、植え付けてから1年ほどはまだ根が十分に張っていません。水切れを起こさないようこまめに様子を見てあげましょう。
冬越し寒さが特に厳しい地域では、霜柱によって地面が浮き上がり、根が傷んでしまうことがあります。冬の間は、マルチングしてあげると乾燥や寒さから根を守ることができ安心です。

剪定方法

スモークツリーの剪定は、木が休眠期に入る落葉期、または花後が適期です。

落葉期(12月〜2月): 葉が落ちて枝が見やすく、強剪定をしても木への負担が少ない時期です。
花後(5月〜6月): 花後に形を整えることで、株の体力を温存でき翌年の花付きが良くなります。

強剪定

強剪定

落葉期に行います。樹形を大きく整えます。枝を1/2〜1/3程度まで短くし、場合によっては地面より数十センチまで落とします。徒長枝や太い枝を切っても良いでしょう。

弱剪定

弱剪定

開花後や落葉期に行います。混み合った枝や不要な枝を軽く整える程度に留めます。切り花として、収穫を兼ねて行うのもおすすめです。

樹形を美しく保つコツ

「日当たり」と「風通し」を意識して、不要な枝を整理しましょう。

不要な枝の例

交差枝
交差枝
下向き枝
下向き枝
内向き枝
内向き枝
枯れ枝
枯れ枝
徒長枝
徒長枝

花をたくさん咲かせるための剪定

翌年も豊かなふわふわを楽しむためには、栄養を分散させないことが大切です。ひょろひょろとした細い枝やいらない枝は根元から思い切って間引き、勢いのある太い枝を優先的に残しましょう。
株の内部までしっかりと日光と風が届くように隙間を作ることで、光合成が促進され、一つ一つのふわふわが大きく立派に育つようになります。

NGな剪定

  • 8月以降の剪定は花芽を落とす恐れがあります。成長時期に強剪定をしすぎないようにしましょう。
  • 近年の猛暑により、夏場に強剪定を行うと、株の回復が追いつかず枯れる原因になります。

グリーンファウンテンのQ&A

葉がしおれて、カサカサになってしまいました。

植え付け直後の「水不足」

地植え・鉢植え問わず、植えてから1年未満の株に最も多い原因です。根がまだ十分に張っていないため、土が乾くと一気にしおれます。
対策として、鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えてください。地植えもしばらくは土の乾燥に注意し、しおれ始めたらすぐに根元へ深く染み込むように潅水してください。

水はけ不良による「根腐れ」

土が常に湿っている、または粘土質で水が溜まる場所で起こります。根が呼吸できず腐ると、水を吸えなくなり葉がしおれます。
根腐れが起こったら水やりを控え、土を乾かします。それでも改善しない場合は、落葉期に「高植え」にするか、パーライト等を混ぜて排水性を高める土壌改良が必要です。

夏場の「葉焼け」

夏場の強烈な西日や水切れが重なると、葉の縁から茶色くカリカリに枯れ込むことがあります。
鉢植えなら移動させ、地植えなら株元にマルチングをして地温の上昇と乾燥を防ぎましょう。

スモークツリーに花が付きません。どうしてでしょうか?

主な原因は、日照不足または前年8月以降の剪定により来年の花芽を落としてしまったことです。 スモークツリーは夏に来年の準備を始めるため、剪定は必ず花が終わる7月頃までに済ませましょう。 また、年間を通して日当たりの良い場所で管理することで、花付きが改善されます。

葉に斑点が出たり、白く粉を吹いたりします。

湿度の高い時期に発生しやすい、褐斑病やうどんこ病です。軽度であれば枯れる心配はありません。まずは風通しを改善し、症状が広がる場合は市販の殺菌剤を散布して対応しましょう。

冬になると枯れたように見えますが、大丈夫でしょうか?

スモークツリーは落葉樹のため、冬に葉が落ちて枯れたような姿になるのは自然な状態です。休眠期の間も根は生きていますので、水切れに注意しながら春の芽吹きを待ちましょう。

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